サマーキャンプ開催報告
8月10日に県立青少年センターにてサマーキャンプを開催致しました。今年は夏休みも短く異例の開催となりましたが、27名もの選手が集まってくれて充実したトレーニングを行うことが出来ました。
昨年も参加してくれた選手も多くおり、楽しみにしてくれている選手たちを満足させられるようCDY.ESCOLAのスタッフが総力を挙げて選手達に指導しました。
今回の合宿のテーマは【運ぶドリブル】でした。このテーマを選んだ理由はいくつかありますが、試合の中で多く行うプレーであることが挙げられます。運ぶドリブルとは自分の前にスペースがある状況で相手をかわす必要がなくドリブルで前進するプレーとなります。
今回のキャンプでは自陣から数的有利な状況を活かしてドリブルでボールを運び、中盤や前線の選手に効果的にボールを届けるプレーをトレーニングしました。運びながらプレーの優先順位を考え、前に進むだけではなく様々な選択肢があることを選手たちは理解しチャレンジしてくれました。
また、運ぶドリブルにも4つ種類があることを伝え、ただまっすぐ運ぶだけではなく、状況によってドリブルを使い分けることの面白さを伝えさせて頂きました。まだ実践で活かすにはトレーニングを重ねる必要がありますが、今回のキャンプをきっかけに「どんなプレーが必要なのか?」を知ったことでチャレンジの質が向上しているんじゃないかと期待しています。
集中力についても講義の時間を設け、「集中」とは何なのかを選手たちにお話しさせて頂きました。試合中に仲間や指導者から「集中!!」と声をかけられることもあるかと思いますが、集中にも色々あって良い状態を作れる集中もあれば、あまり良くない状況になる集中もあることを選手に伝えました。
サッカーにおいては「集中力=判断力」と捉えることができ、今するべきことを理解することから集中は始まります。サッカーを理解し、言葉で学んでいくことで高い集中力を発揮し、試合で活躍していってほしいと思います。
キャンプでは普段一緒にサッカーすることが無い仲間とトレーニングをしたわけですが、こういった経験も成長するための良い刺激になっていると思います。新しい仲間とすぐに打ち解けられる選手もいれば、全く接点を持たないまま終わってしまう選手もいます。知らない仲間に声をかけることを勇気がいることですが、より強度の高いトレーニングをするにはこういった部分も重要となるのでキャンプの際は必ず選手たちに働きかけをしています。
新しい仲間とサッカーすることを怖がらず、ワクワクした気持ちで臨める選手となれるよう今回のキャンプの経験が役立ってほしいと思います。
例年サマーキャンプは宿泊型のキャンプを行っていましたが、今回はコロナの影響で日帰り形式となりました。あっという間の1日でしたが、選手たちが何かを学び、自身の成長のきっかけになったと感じてくれたら嬉しく思います。
まだまだ伝えるべきことは多くあるので、また機会を設け選手たちに指導出来たらと思います。
今回CDY.ESCOLAのキャンプに期待し、選手を送り出してくれた保護者の皆様にも感謝しております。より良い指導を提供できるようこれからも精進して参りますので今後ともよろしくお願い致します。