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スペシャルテクニック教室開催報告

スペシャルテクニック教室開催報告

 8月23日に駿台甲府小学校のグランドにてスペシャルテクニック教室を開催致しました。開催時間の1時間前に大雨となってしまい開催が危ぶまれましたが、ちょうど開催時間には雨が止み、心配されていた雷が鳴ることもなく無事開催が出来たこと大変嬉しく思います。

 スペシャルテクニック教室では「蹴る」「止める」「運ぶ」といったボールを扱う技術に焦点を当てており、相手のプレッシャーがある中でもこれらの技術を発揮していくことを目指してトレーニングを行いました。
 講師はボールマスタリー(ボールを扱う技術)の指導に特化した「クーバーコーチングスクール」で関東ブロックチーフの経歴を持ち、海外での指導経験もある田辺コーチを招聘し指導して頂きました。現在田辺コーチは忍野村で自身の養鶏場を営みながら地域の子どもたちにサッカーを指導しています。

【U-9の部】
 様々なボールタッチを行いながらドリブルをするところから始めました。右足、左足、足の裏、インサイド、アウトサイドなど色々な部位を使ってのドリブルはバランス感覚やリズム感などのコーディネーション能力を高めることにも繋がり、この年代で伸ばすべき能力に繋がるトレーニングとなりました。
 何度も反復してトレーニングしやすいオーガナイズ(設定)も特徴的で、選手たちが短い時間で反復を繰り返すことで難しいタッチも段々上手に出来るようになっていました。
 1vs1のトレーニングでも一工夫あり、ドリブルで突破することを目標とするだけではなく、攻撃と守備の切替を素早く行う必要があるトレーニングで動きを止めずにプレーすることを選手たちが自然と行い、強度の高いトレーニングを行うことが出来ていました。
 最後に行った試合ではゴールを目指してプレーし、自分で突破してシュートを決めた時は声を上げ笑顔で喜んでいたのが印象的でした。
 今回のレッスンをきっかけに意欲的に日々のトレーニングに励み、色々なボールタッチやフェイントなどに挑戦してもらえたら嬉しく思います。

【U-12の部】
 高学年のクラスでも色々な部位を使ったボールマスタリーを行いましたが、少し高度なボールタッチやフェイントなどを取り入れ、より実践で相手をかわすのに必要なスキルを磨いていきました。素早く動く足さばきとリズムチェンジは試合の中で大きな武器となり得るので、この部分でのトレーニングはより鋭い動きを意識して選手たちはトレーニングを行っていました。
 ボールマスタリーの次に行なったトレーニングはパスの受け方についてでした。相手を外して裏に抜ける動き方を確認し、相手の守備の仕方に応じた動き方を伝えていました。
 オフサイドラインを意識して走り出すスペースを作り、裏に抜けだしてボールを受けるというトレーニングでしたが、パスの出し手と受け手の意思の疎通が難しく苦戦している選手が多かったように思います。仲間が走り出しているのに足元を狙ってパスを出してしまう傾向があったので、スペースへボールを出す意識を持ち、仲間の動きを予測してパスを出すことを選手たちに指導していきました。
 今回のレッスンでは色々なクラブから選手が集まり、初めて顔を合わす選手が多かったのですが、最後の試合ではよくチーム内でコミュニケーションをとっており、チーム一丸となってゴールを目指していくことが出来ていました。小さなコミュニティの中だけでサッカーするのではなく、色々な選手や指導者から学びを得て成長していく姿は素晴らしいものでした。

【まとめ】
 今後のトレーニングに活かせる内容だったので日頃のトレーニングや自宅練習などでも今回学んだボールタッチなどを活用頂き、今回のレッスンがスキルアップのきっかけになってほしいと思います。
 前回のスペシャルテクニック教室に続き今回も大好評だったため、年内にもう1回開催できたらと思い準備を始めているところです。また皆様にご参加頂けたらと思いますので次回も是非よろしくお願い致します。
 ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。

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