選抜クラス紅白戦
11月28日に小瀬スポーツ公園で選抜クラスの選手を招集し紅白戦を行いました。サッカーのトレーニングだけではなく定期的に試合を行うことでトレーニングの積み重ねやサッカー理解の進み具合をチェックしています。試合中にどのような判断を行うことが出来ているかで選手の真の実力を把握することが出来るので、今回の試合も注意深く選手一人ひとりのプレーに注目し、今後の選手たちの成長に繋がるヒントを探しながら一緒にサッカーを楽しみました。
今回の紅白戦は4チームに分かれ、それぞれコーチが入ったことと、GKクラスの選手がGKに入ってくれたのでどのチームも総合力が高く、実力拮抗のレベルの高い試合が出来ていたと思います。
一人のスキルだけで崩し切ることは当然難しく、それぞれのポジションでの役割を考えてサポートを変え、チームでボールを前進させていくことが必要になったり、守備においてはプレスをかける方向とタイミングがチームで共有出来ていないと一気に攻め込まれてしまうといった現象が見られました。
理解度の違いがそのままプレーの質となって現れていたのは良い兆候だと思っており、状況判断の必要性を改めて選手たち自身が考えるきっかけになっていれば嬉しく思います。
中央のスペースを有効に使える流動的なボランチがいたときにマークすることが出来ず、簡単に中央からの前進を許してしまっている。ゾーン3(アタッキングサード)においてゴールを奪える選手が誰なのかを理解してプレーできていない。といったこれらの課題を解決するには誰にどのような指示、声掛けをすればいいのかをピッチの中で伝えあえるようになっていけたらと思います。
今回の紅白戦で得られた経験を今後のトレーニングに活かし、さらなる成長に繋げていけるよう今後も指導に励んで参ります。また次回の試合も楽しんでもらえたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。