RENOVAのピッチ外の取り組み

RENOVA FC活動報告　～ピッチ外での取り組み～

　先日、中学３年生の卒団式が終わり、４期生となる新中学１年生の第１回のトレーニングを行いました。また新しい年を迎えるにあたり、RENOVAの３年間を見据えた育成環境について今回はピッチ外の取り組みについてご紹介しようと思います。

【紹介内容】
★メンタルトレーニング
★オンラインフィジカルトレーニング
★勉強サポート

　上記のような取り組みで、サッカーの技術や戦術だけではなく、多方面の分野においての成長を促す環境を用意し、人としての成長も促していけるよう、専門知識を持つ講師に協力を依頼し、定期的にサポートを続けています。

▼メンタルトレーニング

　メンタルトレーニングではスポーツメンタルトレーニング指導士の資格を持つ、伊藤先生（國學院大學スポーツ心理学研究室 助教）の指導のもと、プレッシャーのかかる場面で最高のパフォーマンスを発揮するためや、トレーニングや試合を通じて成長のスピードを高めるための思考方法、心のコントロール方法などを学んでいます。

　月１回のペースで伊藤先生のトレーニングを受けている選手たちですが、このメンタルトレーニングを続けることで失敗の原因を考えて改善したり、自分の心の状態をコントロールして良いパフォーマンスを出せるようになってきました。また、選手だけでなく我々指導者も大変勉強になる部分もあり、選手たちへのアプローチの仕方、話し方など今後さらにアップデートさせていこうと思います。

▼オンラインフィジカルトレーニング

　オンラインフィジカルトレーニングではヴィッセル神戸アカデミーや筑波大学蹴球部などのフィジカルトレーナーを歴任していた山口将史コーチにオンラインにて選手たちのフィジカル面でのサポートをして頂いています。「技術は身体づくりから」という考え方のもと、よく動く体を作ることで技術の習得をスムーズにし、質の高いパフォーマンスを継続して行える選手の育成を目指しています。

　月に２回サッカー選手のための身体の可動域を広げるためのストレッチや身体操作パフォーマンスアップためのトレーニングを行っていただいており、スタート当初は今までやったことがない動作やストレッチに悪戦苦闘をしていた選手たちも少しずつですがスムーズに体を動かすことができてきたようです。

　またコーチ達もフィジカルコーチの方とスタッフ研修会を行い、実際にRENOVAの選手たちの走っている動画やプレーしている動画を見てもらい、体の動かし方の改善点、アドバイス、どのようなトレーニングをすればさらにパフォーマンスを上げれることができるのかなど質問や意見を交わしあい日々勉強しております。

　今後もより効果的なトレーニングを取り組みチーム全体でレベルアップできるよう頑張っていきたいと思います。

▼勉強サポート

　RENOVA FCではサッカーだけでなく選手たちの勉強面でのサポートも行っており、テスト前になると10年以上中高の教員として勤めていた森田コーチによる勉強会を開催しています。学校の授業ではなかなか質問や発言をするのがしにくい時もありますが知っているコーチということもあり、みんなわからない箇所や気になる箇所をどんどん質問します。サッカーも勉強もどちらも全力でできるようにしていきたいですね。
　この取り組みを行っている一番の理由は当然高校への進路確保のためであり、どんなにサッカースキルが高い選手でも、サッカーだけで合格できる学校はありません。実際に高校サッカー部の顧問の方に興味を持たれる選手がいても、まず最初に質問されるのは「成績どれくらい？」と聞かれます。そのため、学期末の成績の提出と日々の学習のと取り組みについても定期的に面談等で確認するようにしており、成績で行きたい高校を諦めることが無いよう、コーチ達からも働きかけをしています。
　余談ですが、１期生のディフェンスラインはオール５の成績を持つ選手やそれに準ずる成績者が多く、おそらく県内一番の成績を誇るディフェンスラインだったと思います(笑)

　このような取り組みも含め、当然ピッチ内でも質の高いトレーニングを行うことで、ユース年代で欲しがられるような良い選手が輩出できるよう励んでいます。
　人として、サッカー選手としてグングン成長していくRENOVAの選手たちを応援頂けたら幸いです。

　最後までお読み頂きありがとうございました！