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デルムンドクリニック開催

デルムンドクリニック開催

 7月29日と30日にレアルマドリードの育成コーチを10年以上経験してきたスペイン人コーチ「ハビエル・ガルシア・トーレス」コーチを招いて山梨でサッカークリニックを開催しました。

【講師紹介】
ハビエル・ガルシア・トーレス

レアル・マドリード在籍12年
インターナショナルスカウティング担当
UEFAプロライセンス レベル3
現EXCELUZ所属
レアル・マドリードCF在籍12年という経歴を持ち、在籍時は15歳以下におけるインターナショナルスカウティングとして世界85ヵ国を周り世界で通用する選手の発掘に携わっていました。
また、レアル・マドリードの国際的な育成におけるトレーニングメソッドの構築を担い、実際に指導までを行う世界基準のプロフェッショナルな指導者です。

▼7月29日:ジュニア対象クリニック

 1日目はジュニアを対象にしたサッカークリニックを開催しました。U-9クラス、U-12クラスの2セッションに分けて開催し50名以上の選手が集まってくれました。
 トレーニングではスペースを認知することを選手たちに求め、自分がボールを持った時にプレーしやすくなる立ち位置を知ることで簡単にスムーズにボールを動かすことを選手たちに伝えていました。
 U-12クラスの選手たちはポジションを意識したり、今までの経験を活かすことで少しずつ要求されていることに対し適応することができ、狭いところでボールを持ち過ぎず、良いタイミングで長いパスを使って局面を打開するシーンが見られるようになりました。
 U-9クラスの選手たちにおいては相手がどこにいるのかを見るという基本的なところから始めましたが、なかなか上手に出来ない子も多かったです。どうしても狭い方にボールを動かしてしまったり、ボールが来ても慌てて蹴り返してしまうという場面が多くありました。それでも体の向きを改善してより広い範囲を見ながらプレーする子や、遠い足でコントロールして相手のいない方へスムーズにボールを動かすことが出来るようになった子もおり、ミスを繰り返しながらでも少しずつ変化が現れるトレーニングとなっていました。
 サッカーのトレーニングの時だけではなく、日頃の生活の中でも考えて行動することを心がけることが良いサッカーのプレーに繋がることをハビコーチが子どもたちに伝えていました。こういったサッカースキル以外のところを直接レアルマドリードのコーチから子どもたちに伝えてくれたことはとても良い刺激になったと思っております。

▼7月30日:ジュニアユースクリニック

 7月30日に行ったクリニックはRENOVAの選手のみを対象にし、チームトレーニングをハビコーチに見てもらいました。ベースの部分においてはジュニアに伝えてくれた内容と似ていますが、そこに技術(実行力)を求める要素が色濃くなり、正確な判断なもと、正確にプレーすることを選手たちに求めていました。
 トレーニングは技術系ドリル、小規模のポゼッション、ゲームという流れで進みましたが、トレーニングの中で一貫して伝えていたのは体の向きの作り方とプレー方向についてでした。プレーしやすい体の向きを作ることや、体の向きが作れていないときに難しいプレーを選択せず、より賢くスムーズにプレーできるようアドバイスを行っていました。
 自分の頭で考えてプレーすることが大事であり、たくさん間違えながら成長していくことが成長には必要不可欠だと伝えてくれました。上手く行かないことがあっても自分に矢印を向けることで周りの環境のせいにせず、言い訳しないで努力を続けていくことが大事だとハビコーチから話がありました。
 暑さがある中でハードなトレーニングとなったのですが、ヘトヘトになりながらも最後まで試合を楽しんでくれた選手たち。ハビコーチに良いところを見せようと頑張ってくれた選手たちに感謝しています。

 またこのような機会を設け、子どもたちの成長に繋がるトレーニングを提供できるようこれからも励んで参ります。
 今回山梨まで来てくれたハビコーチ。参加してくれた選手の皆様、保護者様に感謝致します。
 またのご参加楽しみにお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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