タイ国際大会セレクション
10月1日にYSKe-comシルクパークにて国際大会に挑戦するためのセレクションを開催しました。CDYでは海外で開催される国際大会への参加を積極的にサポートしており、子どもたちが色んな選択肢を持てるようこのようなイベントを行っております。
今回のセレクションでは小学3~5年生が対象となり20名の選手が集まりました。セレクションはトレーニングでも試合でも無い独特な雰囲気を味わうことができ、合格を目指す子どもたちからは緊張感を感じることができました。
セレクションを担当した松浦コーチ(株式会社ワカタケ所属)が最初に子どもたちに伝えたことは
・自分をアピールするためにドリブルばっかりする選手を評価することはないよ
・トレーニングの中で要求することがあるので、解決策を考えながらプレーしてみてね
・いつも通り楽しんでサッカーすることを忘れないでね
主に上記の3点でした。
セレクションの内容は簡単なウォーミングアップからポゼッション形式のトレーニング、ゲームの流れで行いました。最初からコミュニケーションを取りながらプレーできる選手は少なく、ゲームに入るころにはいつも通りサッカーを楽しめている選手が多くなっていました。最後の方はとても良いプレーを見せてくれる選手が多かったので、最初から全力でプレーできるとさらに良かったかなと思いました。
サッカーの試合でも立ち上がりが悪く、後半勢いを増したけど勝ちきれなかったという試合は少なくありません。最初から自ら声を出してチームを動かせるような強い気持ちでプレーを出来るかどうかもセレクションで見られる大きなポイントだと思っています。
合格、不合格に関わらずセレクションに参加したことは勇気あるチャレンジだと思うので、今回得られた経験を日頃のトレーニングに役立てて成長を続けてもらえたらと思います。
山梨県内においてもセレクションを行うクラブが少しずつ増えてきているので、「自分が望めば入れる」ではなく「クラブが望んでくれれば入れる」というような環境になってくると思います。
”セレクション”は一部の意識が高い選手だけが行うものではなく、ある意味全てのチームで行われているものであり、試合に出る、出ないといったレギュラー争いもセレクションと言えると思います。監督に日頃の努力を認められ、チームの命運を任せられると評価されたときに試合に出ることが出来るんだと思います。
まだ小学生年代では全ての選手が試合に出れる環境が多いと思いますが、中学生年代になると競争が強くなります。いつから競争を意識するかは色んな意見があるのですが、少なくともどんな選手が高い評価をもらえるかは小学生のうちから知っておくべきだと思っています。
CDYでは子どもたちの勇気ある挑戦をこれからもサポートしていき、山梨から世界へはばたく選手を多く輩出できたらと思っております。
11月にはスペインでの国際大会への挑戦をかけたセレクションも開催します。こちらの方は毎年行っており、昨年は15人の選手が世界トップクラスのクラブを相手に戦う経験をしてきました。
子どもたちの挑戦を皆様にも応援頂けたら幸いです。
どうぞ引き続きご声援よろしくお願い致します!