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TAR(タイ国際大会)セレクション開催

TAR(タイ国際大会)セレクション開催

 タイで開催されるアジア国際大会に挑戦する権利をかけたセレクションを山梨県中央市で開催を致しました。小学4~5年生をメインターゲットとしたセレクションにおよそ30名の選手が集まり独特な雰囲気の中でトレーニングを行いました。

▼TARセレクション
国内3会場でセレクションを行い、合格者で構成された日本選手団にてタイで開催される国際大会に挑戦をしてきます。
【セレクション日程】
①9月 7日 滋賀会場
②9月16日 山梨会場
③9月21日 千葉会場
主催:株式会社ワカタケ
運営協力:CDY.ESCOLA(山梨会場)

 セレクションで最初に行ったのはドリル形式のトレーニングでパス&コントロールを行いました。ウォーミングアップを兼ねてのトレーニングとなりましたが、その中でもただ決められたところにボールを蹴る、止めるを繰り返すだけではなく、試合の状況を意識してマークを外す動きが入ったり、どのポジションでプレーしているかなどイメージを膨らませながら行うことを要求しました。ボールを受けるときの姿勢やパススピードに良い変化が生まれ、体の向きやパスを出した後の動き方など子どもたちが工夫をしながらプレーするようになっていました。

 次に行った4vs2のロンド(とりかご)では攻撃側への要求も行いましたが、特に守備の強度や、ボールを奪ったあと、攻守の入れ替わりのスピードについて強く要求を行いました。試合の中でも攻守の切替はノータイムで瞬時に行われるものであり、ミスをしてしまった選手が素早くプレスに行くことや、攻撃側に回ったときにすぐにフリーな味方にボールをつけて立ち位置を取ることでサポートを的確に行うよう求めました。
 ロンドの中には攻守の切替に加え、どこにパスを出すかの判断、ワンタッチで素早く動かすか、コントロールして小休止するかの判断、基礎技術としてパススピード、遠い足でのコントロール、体の向きの作り方など多くの要素が含まれています。守備にしてもボールに寄せるタイミング、味方のプレスの掛け方に応じてのカバーリングとインターセプトの狙い、サイドチェンジされたあとのリセットの仕方など判断を伴いながら行うことが要求されます。
 ロンドでのプレーの仕方を見ることで、選手たちの頭の中のスピードやサッカー理解力がぼんやりと見えてきますが、段々とボールを動かすテンポが上がってきた際にボールの展開についてこれない選手も散見されました。常に止めて、蹴るが染みついてしまっている子や、ボールにしか意識が向かず、選択肢を持てないままボールを失う子、コントロールで剥がす意識が無いことでボールが動かせずに奪われたりするなどありました。

 最後はポゼッション形式のトレーニングのあとゲームを行いましたが、ゲームの中でも個別に選手に声をかけながら修正を行い、試合の中でどんなプレーが効果的なのかを伝え、より良いプレーを引き出すことが出来るかどうかを見ていました。

 今回のセレクションでは30名の選手のうち7名が合格となりましたが、特段フィジカルに優れている選手や、ドリブルをガンガン仕掛ける選手などではなく、ボールを不用意に失わないことはもちろんのこと、味方を上手く使いながらボールを前進出来る子や、守備に積極的に関われる選手が選ばれた印象です。

 今回はセレクションではありましたが、選手たちに国際大会で戦うための準備のトレーニングとしても役立つ良いトレーニングだったと感じています。日ごろのトレーニングで足りていなかったところに気づけた選手も多いと思うので、セレクションで伝えてもらったことを意識してさらに成長を続けて欲しいと思います。

 セレクションに合格した選手も、不合格となった選手もこのセレクションに参加したことは自身の成長に良い影響を与えてくれたと思います。今回参加してくれた選手の皆様には勇気を持ってチャレンジしてくれことに感謝すると共に、益々の成長を祈らせて頂きます。

 またこのような機会を設け、山梨から世界へ挑戦する選手をサポートさせて頂きますので、引き続き応援よろしくお願い致します!

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