ディフェンスクリニック開催

　９月２３日に小瀬スポーツ公園にてディフェンスクリニックを開催しました。その名の通りディフェンススキルの向上を目的とした集中トレーニングでしたが、最大の特徴として室内講義とグランド実践の２本立てのクリニックで頭と体に刺激を与え、トレーニング効果を高めていきました。

　室内講義ではディフェンスの目的を整理しました。
・ディフェンスが一番やられてはいけないこと
・ボールではなく、相手に意識を向けること
　主にこの２点について動画を用いながら説明を行い、良い守備の仕方をイメージしてもらいました。限られた時間の中で全てを詰め込むことは難しかったのですが、特に大事な点を伝えさせてもらったつもりです。ディフェンスについては「抜かれるな」「負けるな」「強くいけ」などのコーチングが多く、具体的にどうしたら「抜かれないか」「負けないか」「強く行けるのか」を教わる機会が少ないように思っています。選手たちの意識を変えることが正しい守備に繋がっていくので、室内講義を使ってまずは選手たちの意識を変えることを行いました。

　その後のグランドトレーニングでは室内講義で学んだことを使って守備のトレーニングを行いました。基本的な部分としてボールに足を出しに行くのではなく、相手の体を止めて守備をすることを重点的に行いましたが、相手との間合いの詰め方や腕の使い方など細かいところもやっていきました。ディフェンス時に相手と対峙した時の矢印の出し方についても指導しましたが、伝家の宝刀「三ツ矢サイダーディフェンス」を意識してもらい、粘り強い守備の獲得に繋がっていたと思います。

　サッカースキルを高めるために繰り返しボールを触ることや、走り込みなどで身体を鍛えたりというトレーニングも必要なのですが、トレーニングが最初ではなく、正しいプレーのイメージが出来てからトレーニングを重ねる方がスキルの獲得が早まると思っています。これは自主性を育むことにも繋がっており、「こうなりたいから、これをやる」という意識が根付いていきます。

　今回のサッカークリニックでは守備をテーマにしましたが、守備がなんとなく苦手に感じていた子が「ディフェンスって楽しい！」という意識に少しでも変化していたら嬉しく思います。
　守備に限らず様々なテーマでクリニックを開催していますので、意識に変化をもたらすCDYのトレーニングに興味がある方がいましたら是非またの機会にご参加頂けたらと思います。

　この度はご参加頂いた選手、保護者の皆様ありがとうございました。
　どうぞ引き続き応援よろしくお願い致します。